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住総研 創立60年記念 連続展覧会 明治・大正 お屋敷ドローイング−近代住宅彩色図集からみた清水組の仕事−

東京展:2009年4月2日(木)〜4月10日(金)
大阪展:2009年8月1日(土)〜9月6日(日)

設計図集 住宅1907-19233(一部)(清水建設蔵)
設計図集 住宅1907-19233(一部)(清水建設蔵)
設計図集 室内並家具電灯1909-1913(清水建設蔵)
設計図集 室内並家具電灯1909-1913(清水建設蔵)

清水建設には、明治末から大正後期の様々な作品を描いた「彩色図面」と称される図面が保管されています。それらは、その呼称のごとく彩色された鮮やかな手書きの図面で、600枚以上を数えます。一般財団法人住総研では、住宅アーカイブ委員会を設置し、この彩色図集の中から住宅(邸宅)作品47件を取り上げ、関連する他の設計図書、竣工写真、工事記録、さらには、当時の建築関係雑誌記事などの資料収集とその整理・分析を行ってきました。その成果として、今回、この47件の彩色図面の紹介とその解説の出版とともに、これらの貴重な図面の一般公開を企画しました。
今回展示する彩色図面には平面や立面、断面はもとより内部の展開図や家具の図面もあり、その細密な図面表現から写真ではうかがい知れない豊かな空間が鮮明に理解できます。これらの図面は、近代以降のわが国の住宅建築の変容過程を解明する上でも大変貴重な学術史料であり、今後の近代建築史研究の発展に大いに寄与するものと考えられます。また、見方を変えれば、それぞれ一枚一枚が色鮮やかで豊かな芸術作品のようにも見えます。こうした手書きによる図面の魅力を紹介します。

東京展
終了しました
会期: 2009年4月2日(木)〜2009年4月10日(金)
開館時間: 午前10時〜午後5時(最終日は午後4時まで)
  会場: 日本建築学会 建築博物館 (東京都港区芝5-26-20)
観覧料: 無料
記念講演会 日時: 2009年4月10日(金) 午後2時〜午後4時
会場: 建築会館301会議室
聴講料: 無料
講師: 内田青蔵(埼玉大学)
定員: 50名
大阪展 会期: 2009年8月1日(土)〜2009年9月6日(日)
  開館時間: 午前10時〜午後5時(入館は午後4時半まで)
休館日: 火曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日(日曜日、月曜日の場合を除く)
第3月曜日(祝日、振替休日の場合はその週の水曜日)ほか
会場: 大阪くらしの今昔館(大阪市立住まいのミュージアム)
(大阪市北区天神橋6-4-20 住まい情報センター8階)
観覧料: 一般 常設展+企画展=800円 企画展のみ300円
学生 常設展+企画展=500円 企画展のみ300円
中学生以下、障害者手帳をお持ちの方、市内在住の65歳以上の方は無料(要証明書提示)
主催: 一般財団法人住総研、大阪くらしの今昔館(大阪市立住まいのミュージアム)
記念講演会 日時: 2009年8月2日(日) 午後1時半〜午後3時半
会場: 大阪市立住まい情報センター3階ホール
講師: ・内田青蔵(神奈川大学)「彩色図面にみる邸宅の概要とその設計手法について」
・安野  彰(文化女子大学)「邸宅の暮らしを支えた設備:図面にみる暖房、照明、便所」
・勝木祐仁(日本工業大学) 「『鉄筋コンクリート蔵』の出現:団邸倉庫の建設現場」
・松波秀子(清水建設技術研究所)「福島行信邸の設計をめぐって:武田五一と田辺淳吉」
問合せ先 一般財団法人住総研
  東京都世田谷区船橋4-29-8 TEL 03-3484-5381/FAX 03-3484-5794
 
  大阪くらしの今昔館(大阪市立住まいのミュージアム)
  大阪市北区天神橋6-4-20 住まい情報センター8階 TEL 06-6242-1170/FAX 06-6354-3002