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「住総研 清水康雄賞」  概ね3年に1度表彰しています。

一般財団法人 住総研は、創立60年を機に、顕彰制度を設立しました。
「住まい」に関して優れた研究成果をあげた研究者を表彰するとともに、研究者の研究意欲の向上を図り、住研究の発展に資することを目的としています。
対象者は、「住まい」に関して優れた研究成果をあげるとともに、(1)新たな時代へのつながりや新分野を切り開くことが期待できる研究活動を行っている研究者、及び(2)社会的・実践的活動につなげて研究活動を行っている研究者とし、受賞者には、贈呈式・記念講演会にて賞状・正賞・副賞(200万円)を贈呈いたします。

清水康雄賞について

住総研 清水康雄賞 選考委員会(委員五十音順)2016年4月現在

委員長 小林 秀樹(千葉大学大学院 教授)
委員 在塚 礼子(埼玉大学 名誉教授)
佐藤 滋(早稲田大学理工学術院 教授/早稲田大学 都市・地域研究所 所長)
村田 真((株)日経BP 建設局編集委員)
道江 紳一((一財)住総研 専務理事)

第5回 住総研 清水康雄賞 受賞者

北原 啓司氏

北原 啓司氏

<贈呈式及び記念講演会>    終了しました
日時 2016年11月2日(水)14:00〜15:10
場所 第一ホテル東京(新橋)(東京都港区新橋1-2-6)
講演 北原啓司氏 「空間」を「場所」に変えるまち育て

贈呈式
記念講演 北原啓司(弘前大学大学院 地域社会研究科長)

第5回受賞者は、北原啓司氏(弘前大学大学院地域社会研究科 研究科長・教育学部教授)に決定しました。
北原啓司氏は、地元東北を中心に住まい・まちづくりの実践はもとより、その担い手を育てることに積極的に取り組まれました。とりわけ「まち育て」のキーワードのもとに、住民・行政・専門家・学生等が、まちづくりに主体的かつ協働して取り組むことの意義を示し、その具体化と理論化に尽力されました。
その成果は、ワークショップを通して多様な担い手が協働して実現した「相馬村安田団地集会場-すばる103」や「黒石こみせ通り松の湯再生計画」として具体化し、さらに、まちなか居住に商店主が取り組んだ弘前の「土手住専科(まちづくり勉強会)」の支援活動に凝縮されています。土手住専科では、東北初めての借上げ公営住宅や、活動に共感した新聞社が地域の居場所を提供した「上土手スクエア」が実現しています。さらに、東北大震災からの復興においては、市民参画を重視して後方支援する「きたかみ震災復興ステーション」の実現と運営に尽力されました。これら実践活動において、北原氏は、優れたコーディネート力を発揮しつつも、自らは応援団に徹し、住民や行政が主人公であるというまち育ての神髄を体現しています。この点も素晴らしいことだと思います。もちろん、東北での実践に加えて、それを研究者として理論化し、「まち育て」や「まちなか居住」に関する執筆を通して、全国的に注目される業績へと発展させています。
一方、地元ラジオ局で毎週土曜日に放送される番組「まち育てないと」を15年の長きにわたり制作・運営していることも特筆されます。北原氏と住居学研究室のゼミ生が出演し、まち育てを楽しく語る場として地元に根付いています。
以上、北原啓司氏による、「まち育て」を主題とした住まい・まちづくりの実践と、それを研究・理論化した一連の業績は、清水康雄賞が顕彰すべき「住まいに関する研究並びに実践における特に優れた成果」にふさわしい顕著な成果として、高く評価されました。

<受賞者プロフィール>
北原 啓司氏(きたはらけいじ)

1979年 東北大学工学部建築学科卒業
1985年 東北大学大学院工学研究科博士課程単位取得退学
1985年 東北大学工学部建築学科助手(〜1996年)
1996年 弘前大学教育学部助教授
2003年 東北大学にて博士(工学)取得
2003年 弘前大学教育学部教授
2004年 弘前大学教育学部副学部長(〜2014年)
2014年 同 大学院地域社会研究科長

これまでの受賞プロフィールは当時のものです

第4回 住総研 清水康雄賞 受賞者  

佐藤 滋氏

佐藤 滋氏

<贈呈式及び記念講演会>
日時 2013年11月8日(金)14:00〜15:30
場所 第一ホテル東京(新橋)

第4回受賞者は、佐藤滋氏(早稲田大学理工学術院教授、同都市・地域研究所所長)に決定しました。
佐藤滋氏は、密集市街地研究をはじめとして、研究と実践を融合しつつ全国各地の住まい・まちづくり活動に携わり、それを通して、住民が主体的に取り組む“まちづくり”の理念と実践方法の確立、その普及に尽力されました。
その成果は、「鶴岡市城下町のまちづくり」や「二本松市竹田根崎地区住民参加型まちづくり」のプロジェクトなどに凝縮され具体化、「まちづくりデザインゲーム」や「まちづくり市民事業―新しい公共による地域再生」等の書籍を通して社会に展開されました。加えて、自治体や市民組織などと共同した取り組みによって多くの有能な“まちづくり人”を発掘・育成し、地元主体のまちづくり活動のネットワーク化を支援してきました。
住宅個別の取り組みでは居住環境の改善が困難になっている現在、“まちづくり”を通して居住環境を改善する取り組みは、住総研 清水康雄賞が顕彰すべき「住まいに関する研究並びに実践における特に優れた成果」に照らし、その研究と実践並びにその活動を理論化し社会に普及・展開した一連の業績は、本賞の主旨にふさわしい顕著な成果として、高く評価されました。

<受賞者プロフィール>
佐藤 滋氏(さとうしげる)

昭和24年(1949年) 千葉県出身
昭和48年(1973年) 早稲田大学 理工学部建築学科卒
昭和53年(1978年) 早稲田大学大学院博士課程修了
昭和57年(1982年) 早稲田大学理工学部専任講師
昭和59年(1984年) 早稲田大学理工学部助教授
平成 2年(1990年) 現職

第3回 住総研 清水康雄賞 受賞者

安藤邦廣氏

安藤 邦廣氏

<講演会及び受賞式>
日時 2010年10月15日(金)14:00〜15:30
場所 學士会館 202号室(東京都千代田区神田錦町3-28)
講演 安藤邦廣氏(筑波大学大学院人間総合科学研究科教授・建築家)
「民家構法の変遷とこれからの木の住まい―民家の歴史に森林資源の利用の知恵を探り、これからの木の家づくりについて考える―」

第3回受賞者は安藤邦廣氏(筑波大学大学院人間総合科学研究科教授・建築家)に決定しました。
安藤邦廣氏は、伝統的な建築技術の研究者であるとともに、それらの成果を住宅等に実現し構法の普及に努める建築家でもあります。特に、現代の木造住宅における板倉構法の提案と実践活動が、今後の住宅生産分野においても広がりが期待できると、選考委員会にて高く評価されました。

<受賞者プロフィール>
安藤 邦廣氏(あんどう・くにひろ)

国立大学法人筑波大学大学院人間総合科学研究科教授・建築家
1948年 宮城県に生まれる
1973年 九州芸術工科大学芸術工学部環境設計学科卒業
1973年 東京大学工学部助手
1982年 筑波大学芸術学系講師
1983年 東京大学にて工学博士取得
1998年 現職

第2回 住総研 清水康雄賞 受賞者
谷 直樹氏

谷 直樹氏

<講演会及び受賞式>
日時 2009年10月22日(木)14:00〜15:30
場所 大阪市立住まい情報センター3階ホール(大阪府大阪市北区天神橋6-4-20)
講演 谷直樹氏(大阪市立大学教授)
「歴史に学び、現代を考え、未来を創る―都市居住史とミュージアムを通じた住教育活動」

第2回受賞者は谷直樹(大阪市立大学教授)氏に決定しました。
谷直樹氏は、大阪を中心に都市居住の歴史を学術的に明らかにし、さらにその成果を、「大阪市立住まいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)」に発展させるなど、市民社会に向けた熱心な「住まいの文化の伝達」や「住まい学習」活動の展開が高く評価されました。

<受賞者プロフィール>
谷 直樹氏(たに・なおき)

大阪市立大学大学院生活科学研究科 教授 1948年生まれ
1972年 京都大学建築学科 卒業
1979年 同大学 博士課程単位取得退学 工学博士
1979年 堺市博物館主任研究員
1982年 大阪市立大学 生活科学部 講師、助教授を経て、
1996年より現職に至る

第1回 住総研 清水康雄賞 受賞者
小林秀樹氏

小林 秀樹氏

小谷部育子

小谷 部育子氏

<講演会及び受賞式>
日時 2008年10月6日(月)14:00〜16:00
場所 建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)
講演 小林秀樹氏(千葉大学大学院教授)
「研究から実践へ、実践から研究へ」
小谷部育子氏(日本女子大学教授)
「コレクティブハウジングの研究と社会活動の20年
―旅と人の出会い―」

第1回受賞者は小林秀樹氏(千葉大学大学院教授)、小谷部育子氏(日本女子大学教授)と決定しました。
小林秀樹氏は、スケルトン定期借地権方式「つくば方式」の立案と実現による新しい住宅供給方式の確立が、小谷部育子氏は、「コレクティブハウスかんかん森」に代表される新しい家族像を模索するコレクティブハウジングの先駆的研究と実践が、評価されました。

<受賞者プロフィール>
小林 秀樹氏(こばやし・ひでき)

千葉大学大学院 教授 1954年生まれ
1985年 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 修了(工学博士)
1987年 建設省建築研究所入所
2001年 国土交通省国土技術政策総合研究所入所
2002年 千葉大学工学部都市環境システム学科助教授
2004年 教授 現職に至る


小谷部 育子氏(こやべ・いくこ)
日本女子大学 教授 1944年生まれ
1966年 日本女子大学家政学部住居学科卒業
1966〜1985年 一級建築士事務所 第一工房勤務
1982年 コーネル大学大学院修士課程修了 M.Arch
1985年 日本女子大学家政学部講師、助教授を経て
1997年 教授 現職に至る


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