サイトトップ > 調査研究・資料収集 > アーカイブス > 連続展覧会 近代をつくった大工棟梁−高松の大工久保田家とその仕事−

住総研 創立60年記念 連続展覧会 近代をつくった大工棟梁

高松展:2008年11月15日(土)〜12月28日(日) 終了しました
展覧会チラシ

香西小学校玄関部図面(高松市歴史資料館蔵)
香西小学校玄関部図面(高松市歴史資料館蔵)
池田劇場 1/50外観復元模型(神奈川大学建築史研究室制作)
池田劇場 1/50外観復元模型(神奈川大学建築史研究室制作)

久保田家は、高松市の西部、香西本町で代々大工を続けてきた家です。江戸後期から昭和30年代にかけての建築図面・彫物下絵・仕様書・見積書・賃金台帳など、1000点以上にのぼる資料が久保田家から高松市歴史資料館に寄贈され、その研究成果を受けて展覧会が企画されました。
久保田家の大工としての活動が確認できるのは、13代久保田善五郎(〜1765)から19代富五郎(石太郎、1890〜1961)で、17代専五郎のとき、時代は明治へと変わり、以後19代にかけて、地域は高松市内から広く香川県内全域へと広がり、さらに岡山・和歌山・福井・北海道でも仕事をするようになります。建物の種類も、神社や寺院のほか、学校・病院・村役場・個人住宅・図書館・劇場・工場など、多様化していきます。
久保田家の資料を見ると、江戸時代に神社・寺院を専門として活躍した大工が明治の変革期を乗り越え、どのように近代の新しい時代に対応していったかが見えてきます。それは、現代という時代を生きる我々に、大きな示唆を与えてくれるにちがいありません。

高松展 会期: 2008年11月 15日(土)〜12月28日(日)
  開館時間: 午前10時〜午後5時(最終日は午後4時まで)
会場: 高松市歴史資料館(高松市昭和町1-2-20 サンクリスタル高松4階)
観覧料: 一般    300円
高校・大学生  200円
中学・小学生  100円
20人以上の団体は2割引
長寿手帳・身体障害者手帳等の所持者は無料
会期中の土曜日は小・中・高生は無料
主催: 高松市歴史資料館・高松市教育委員会・一般財団法人住総研
後援: 朝日新聞高松総局・NHK高松放送局・OHK岡山放送・産経新聞高松支局・山陽新聞・RSK山陽放送・四国新聞社・KSB瀬戸内放送・TSCテレビせとうち・RNC西日本放送・毎日新聞高松支局・読売新聞大阪本社・(社)日本建築士会連合会・(社)香川建築士会・(社)日本建築学会四国支部・建築史学会・香川県建設業組合
関連情報 シンポジウム
  日時: 2008年10月26日(日) 午後1時半〜(開場:1時)
会場: 高松市歴史資料館ホール
聴講料: 無料
講師: 西 和夫(神奈川大学) 谷 直樹(大阪市立大学)
  水沼淑子(関東学院大学) 三浦要一(高知女子大学)
  山田由香里(長崎総合科学大学) 大西由子(高松歴史資料館)
 
展示説明会 展覧会担当者による説明。観覧券が必要になります。
日時: 2008年11月15日(土)午後2時〜12月7日(日)午後2時〜