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住まい・まち学習(住教育)

住教育とは

「住む」ことは、人と人、人ともの・こと、人と空間、人と環境など、さまざまな関わりの中で成り立っています。住教育では、このような関わりを学び、考え、実践することで、社会の中で多様な価値観と出会いながら、自らの住生活を創造し、夢や希望を実現していく力をつけることを目指します。

住教育の魅力

人間関係を築くためのコミュニケーション力がつく
「住む」ということは、自分ひとりだけでは成り立ちません。家族と話し合ったり、多様な世代・価値観の人たちと交流したりしながら、互いに学び合うことができます。

学びを活用する力、自立的に生きる力が養われる
学んだことを、自分の生活として体験しながら学習を進めることができます。また、住まいの種類や選択肢などを学び、消費者としての意思決定力がつきます。

住教育 4つの領域

1.人と住まい

住まいの安全・安心、家族の語らいやくつろぎ・団らんなど、住まいの機能や構造、生活との関係を学習します。

【具体的な内容】
・住まいの機能
・住まいの構造、建て方
・住まいの変遷
・住生活様式

2.住まいの空間と構成

人が住む器は、人体寸法が基本です。それに動作空間が加わること、部屋と部屋をつなぐ原理があることなど、暮らしに対応した住まいの空間や構成を学習します。

【具体的な内容】
・人、もの、空間の寸法
・部屋、住まいの規模
・住まいの構成
・仕上げと色彩

3.住まいと社会

住生活に必要なライフライン、地域の中での住まい、まちの良好な景観など、住まいと社会のつながりを学習します。

【具体的な内容】
・住宅水準、住宅事情
・住宅の需要と供給
・住宅政策
・地域環境、まちづくり

4.住まいと環境

気候風土と住まい・住文化、環境と共生する住まい、そして住まいの維持管理のあり方を学習します。

【具体的な内容】
・住居の衛生、室内環境
・住宅の性能、設備
・環境と共生する住まい
・住まいの維持管理

『住まい・まち学習』普及委員会では、下記の活動をおこなっています。

「住まい・まち学習」教育実践研修会
実践を通して「住まい・まち学習」のスキルを育成します。
住教育授業づくり助成
住教育授業に取り組む小・中・高校に対し費用助成を行います
学習指導要領と住教育
住教育に関する学習指導要領
 (実施スケジュール/小学校:平成23年4月〜、中学校:平成24年4月〜、高等学校:平成25年度入学生から)の解説を行います。

自らの住生活・住環境の中から学ぶことを特質とする「住教育」は考える力・生きる力を育み、教科学習からは得られない総合的な力を育み、自ら生きている住まいやまちを文化として愛おしむ価値観を育みます。「よい住まい・まちづくり」を社会全体に広めるためには、子どもの時からのそれへの気づきと関心を育む住教育の場を整えることが大切です。一般財団法人住総研では1993年より子どもから大人まで多世代の市民を対象に住教育活動を行っています。

『住まい・まち学習』普及委員会(2008年4月〜)
※2008年4月から2011年3月までは住教育推進委員会

委員長
小澤 紀美子 東京学芸大学 名誉教授
委員
勝田 映子 帝京大学 教授
志村 優子 まちづくりプランナー
炭かま智 教育図書株式会社
仙波 圭子 元 女子栄養大学 教授
楚良 浄 小学校図工専科教諭
山上 功治 国土交通省住宅局住宅企画官付 住生活サービス産業振興官

住教育フォーラム(1993年4月〜2010年3月まで)