活動-イベントアーカイブ

第96回すまいろんシンポジウム 2021年10月29日(金)14:00~17:00

『店舗付住宅・再興』  終了しました。

コンビニ,ドラッグストア,郊外のモール,ネットショッピングなど小売業を取り巻く変 化が,高齢化の進む地方都市の商店街や,郊外団地の商店を苦境に立たせ,空き店舗を生ん でいる.その多くは,店舗と住まいが一体になった店舗付き住宅で,住みながら商売を営み, これまで店主との顔の見える関係で地域を支えてきた.しかし,店舗と住宅の一体化は,店 主にとっては,私生活と商売の区別をつけにくいこと,十分な店舗面積が確保できず品揃え が劣ること,さらに高齢になって店を閉じてから,住まいと店舗が一体化しているため,営 業していない店舗部分を新たに貸し出さず,放置してしまうなどの課題を抱えている.こう した理由からか,近年は,新築の店舗付き住宅をあまりみかけない. しかし,自宅から歩ける距離にある店舗は外出先として貴重で,また,店主との顔の見える関係が育む,つながり,コミュニケーション,見守りは,地域に住み続けるうえでの潤いとして欠かせない.かつての終身雇用や年功序列から,非正規雇用,リモートワーク,さらに,リタイア後の有償ボランティアや生きがい就労など,就業形態が多様化している現在,無駄な通勤時間のない,住まいにほど近い店舗は,あらためてその可能性を評価してもよいのではないか.かつての店舗付き住宅が果たしてきた,住まいや地域に寄り添う役割を,新しい就業形態や価値観にふさわしいかたちで,どのように再構築すればよいのだろうか.魅力や活力のある豊かな地域を実現するために,現代における住まいや住宅地に身近な店舗の在り方を考えてみたい.


企画:三浦研(京都大学/すまいろん編集委員会委員)

主催:一般財団法人 住総研

第96回すまいろんシンポジウム 『店舗付住宅・再興』

主催
2021年10月29日(金)
14:00~17:00
日時
ZOOMによるオンライン開催・参加費無料
参加費
60名
定員
三浦研(京都大学)
注意事項
新雅史(流通科学大学)「職住一体の実験としての商店街」
大月敏雄(東京大学)「住宅地計画における店舗の位置づけ」
大島芳彦(ブルースタジオ)「なりわい暮らし」
小山隆輝(丸順不動産)「暮らしと商いの不動産」

※講演者等は変更になる場合がございます。
申し込み 定員に達しましたので申し込みを締め切らせて頂きます。
本シンポジウムは、「Zoom」を用いたオンライン配信で開催します。(参加無料)
下記の申込フォームからご登録いただいた方に、オンライン参加用のリンクを後日お送りいたします。(定員60名:先着順)
問合せ
一般財団法人 住総研
e-mail sumairon★jusoken.or.jp (★は@(半角)に変えて下さい。)
〒103-0027 東京都中央区日本橋3-12-2 朝日ビルヂング2階
TEL:03-3275-3078/FAX:03-3275-3079

このシンポジウムの内容は、2022年2月発行予定の『すまいろん』(No.110)に掲載予定です。

会場

一般財団法人住総研会議室

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