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地球環境問題の深刻化の認識が先進国の人々に共有され、生活、産業などあらゆる側面でサステイナブルな生活、生産への転換の必要性が強調されている。しかしながら多くの人にとって、イメージできるサステイナブル社会は数百年前の鎖国的世界であろう。確かに定常的な生産、生活を可能とするやもしれないが、その生活水準を受け入れることは、健康で文化的な社会を目指して努力してきた多くの先人の努力に背くものである。現状の健康で安全な人々のライフスタイルで真のサステイナブルを実現することは不可能にさえ思われる。現在はグローバル化のもと、地球的な規模でサステイナブルな社会を目指すことが暗黙に合意されているのであろう。しかしその具体的なイメージは未だに混沌としている。人々の生活の基盤、衣食住の住に費やす資源とエネルギーの量は莫大であり、サステイナブルな住への転換は、今後、加速的に進められなければならないが、その終着点、通過点の具体的なイメージが共有できていない。現時点でサステイナブルな住宅、住様式とはどのようなものであろうか、どのような多様性が用意されているのであろうか、どのようにバナキュラーであるのか、10年後、30年後、100年後のサステイナブル社会にどのように適応していくのであろうか。疑問が疑問をさらに生む状況ともいえるであろう。
言ってみれば、過去の経験とは大きく異なる世界に踏み込むようなものであり、前人未踏の地を進む恐怖感さえ抱かされる。残念ながら混乱の世界には、怪しげな予言者が多く出現して一層、社会を混乱させる。サステイナブルな社会、住宅を予言する怪しげな予言者は多く、誰を、何を信じて行動すれば確かか、不可解であると感じる人も多いであろう。この機会に、サステイナブル社会の確かな予言者と思われる4人に識者に、サステイナブルな住宅、住様式は何かを解説いただき、安心して様々な予言を吟味できるようにしたいと思う。
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