2017実践研究報告集統合版
10/44

②⼩さなほっこりマーケットの開催主査・委員が2016年11⽉に主催したマルシェイベント。2014,2015年と同様の規模で朝市イベントを開催しており,今回は時間を変えての開催。104号室を中⼼に,前庭や空室を使って開催した。個⼈の菓⼦屋,クラフトショップなどが約15店舗並んだ。出店者は近隣に住む⽅と限定し,イベントフライヤーも地域住⺠にポスティ③104号室でのイベント開催交流機会を作る⽬的で団地住⼈を中⼼としたイベントを開催した。コミュニティピザと銘打ったイベントでは,庭に作ったピザ釜でピザを焼いて⾷べた。事前に告知することで,住⼈もおすそ分けを持ち寄り合うなど,近所付き合いを始めるきっかけとなった。イベント開催にあたっては,出来る限り直接団地住⼈ングするなど,近隣地域とのつながるきっかけとして開催した。狙い通り,地域の親⼦がたくさん参加し,⼦どもで賑わう⼀⽇となった。また⻄I棟を知ってもらう⽇として,オープンハウスも同時開催した。に声をかけるなどして,住⼈同⼠が顔を合わせる機会をつくった。声掛けができない場合でも,⼿描きの案内をつくるなどして,参加しやすい雰囲気作りをおこなった。④104号室レンタル利⽤者へのヒアリング調査レンタル利⽤者には,シェアスペースを借りるに⾄った経緯や,実際に使った感想などをヒアリング調査した。⑤団地住⼈への居住環境調査ここ最近の近所付き合いについてアンケート調査をおこなった。3.2活動中の特筆すべき出来事実践期間中には⼤⼩30を超えるイベントが開催された。図3-9 ⼩さなほっこりマーケット前庭(2016年11⽉)(⻘いテントは団地住⼈蚤の市ブース)約200⼈のほとんどが近隣から⾃転⾞や徒歩で来場し①コミュニティピザの開催主査が主催した団地住⼈中⼼のイベント。2015年,ピザ窯を⾃転⾞⼩屋に作ったことをきっかけに,不定期で開催するイベント。団地住⼈が⼀緒に⾷事をすることでつながることを⽬的として開催した。また,⼊居希望者はこの会に参加し、⼊居前に住⼈と顔を合わせる機会としている⼀部地域住⺠や団地住⼈の知⼈友⼈な約200⼈のほとんどが近隣から⾃転⾞や徒歩で来場していた。団地住⼈も気軽に参加できるように,テント1つ分の住⼈蚤の市ブースを⽤意した(図3-9)。⼤量の不要品が集まった。当⽇は,住⼈も店番をするなど,積極的に関わる場⾯が多数⾒られた。③ランチイベント(つむぎcafe)レンタル利⽤者によるランチイベント。2016年12⽉としている。⼀部,地域住⺠や団地住⼈の知⼈・友⼈なども参加することで新たな出会いの場として機能していた。〜2017年2⽉まで開催。地元で農業を始めた⼥性たちが開催。毎回約30⾷が提供された。この会をきっかけに,暖地住⼈も⼀緒にご飯を⾷べる回数が増えた。図3-4 参加のハードルが低いピザ作り当⽇は約50⼈が参加参加費は⼀⼈参加。参加費は⼈500円,持ち込み⾃由。主催者はピザ⽣地のみを⽤意し,材料は参加者が持ち寄る。団地住⼈も楽しみにするイベントだけあって,持ち寄る図3-10 つむぎcafe(2017年1⽉)活動の発表や,⾃⼰表現の場としてつかう場合もあった。売上的には少々の⿊字程度であったが,⾃らの活動を知ってもらう機会として,住⼈コミュニティのある⻄I棟を選んだ。図3-5コミュニティピザの様⼦(2016年7⽉)料理が増え,どんどん豪華な会になっている。住総研 実践研究報告集 No.44, 2017年版 普及版 6

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る