<研究主査>・森田 直之 東京都立科学技術高等学校 主任教諭 博士(工学)<研究委員>・本田 智也 東京都立深川高等学校 教諭 修士(教育学)<研究協力者>・西田 直海 千葉大学普遍教育センター講師(NPO法人Drops)・長谷川鈴美 千葉大学融合理工学府(NPO法人Drops)・今井 亨 デジタルハリウッド大学(本校OB)・山岡 恵太 デジタルハリウッド大学(本校OB)・花澤 希望 慶應義塾大学環境情報学部(本校OG)・鹿間 美帆 東京都市大学環境学部(本校OG)・箕浦 汐音 東京都市大学都市生活学部(本校OG)・築地 貴久 大田区立郷土博物館 学芸員*当実践研究報告普及版は『住総研 研究論文集・実践研究報告集』 No.49の抜粋版です。参考文献は報告集本書をご覧ください。 また,ARアプリ開発では,協力頂いた大田区立郷土博物館において,所蔵している新版画「川瀬巴水」を用いたARによる街歩きのための仕組みづくりができないかと実践が拡大している。 今回のARでは,梅屋敷周辺の蒲田・大森地区の過去の写真をスマートフォンなどの機器によって映し出し,街歩きをさせる仕組み,地域を知るための教材の開発といった位置付けであったが,ARの持つ可能性を今後に示唆させることができた。本実践を通じて,都市計画系・建築系(2名),社会科学系(1名),経済・経営系(1名)が進路選択につながったと答えている。今後も本実践のような試みを継続させていくことで,高校生にとって「地域」や「住環境」を「自分ごと」として捉えさせる契機になるのではないかと考えている。
元のページ ../index.html#13