写真2-1. DIY Stand全景※本実践中は営利を目的としないが,製作にかかる材料費は参加費として徴収する。※製作指導はDIY経験者で建築設計者である,申請者(鄭,外間,石田)で行った。スケジュール︓2022年4-7月に毎月1回(1-2日間)の計4回実施した(表2-2)。 日程(2022年) 1/14-17 4/15-18 4/29 12:00-17:00 5/28 12:00-17:00 5/29 9:00-15:30 6/25 9:00-15:30 7/24 9:00-15:30 (備考) ・4/30は雨天中止。 ・6月と7月はスタッフ不足により各月1回の開催。 表2-2. DIY Stand 活動スケジュール 活動内容 DIY Stand作成 公開イベント① DIY Stand作成 公開イベント② WS1 WS2 WS3 WS4 回答者属性 女性40-50代/母+男性中学生/子 (体験イベント,工房利用) 表2-3.利用者へのヒアリングでの回答者 利用者No 回答日 1 2022/9/25 女性60代(オリジナル家具,工房利用) 2,23 2022/9/25 10 2022/9/25 女性20-30代(オリジナル家具) 11 2022/10/2 女性60代(工房利用) 24 2022/9/26 男性20-30代/大学生(体験イベント) 29 2022/10/2 女性40-50代(オリジナル家具) 30 2022/10/2 女性40-50代(工房利用) 広報︓各住棟階段室(280箇所),構内掲示板(10箇所),コミュニティスペース(みなく~る明舞)へのチラシ掲示をメインに,SNSとHPを利用したWS申込み手続き,毎回のWSの様子の配信,問合せ受付を用意した。また,プレイベントとしてDIY Standの作成を団地内集会所前にて行い公開し,事前にDIY Standに対する関心を集め,声を掛けてきた人たちに内容の説明や要望を尋ねる機会を設けた。2-4. WS利用者に関する調査 DIY Standの訪問者については属性と利用目的を記録した。また利用者にはDIY Standの「運営内容」と「使い勝手や居心地」に対する評価をヒアリングした。 回答者とその属性は表2-3のとおりである。3.結果3.1 DIY工房Carの評価3.1.1 DIY 工房Carの組立性の検証 平均して,設営に3時間,解体に2時間を要した。重労働であり,高齢者,女性,子供だけでは無理な作業と思われる。若男性にとっても,スタッフも今後は行いたくないと感想を漏らすほどの力仕事であった。また,WS2から徐々に防音ブースパネルユニットの木材部に反りが起こり,ボルトを穴に通しにくくなり組み立てに時間を要するようになった。この反りはその後,回を重ねる度にひどくなっていった。
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