2022実践研究報告集No.2027
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事前事前事前642002468024602468うるううABFCDE032414142000011005701202136021016108主体的な参加(人)001724142000011:11~15人001318031004509000101主体的な参加(人):1~5人:6~10人:16~20人図3-11 運営を手伝う意識と避難所自主運営の認識事前運営者やや運営者手伝わないあまり手伝わない少し手伝う積極的に手伝う無効合計事前運営者やや運営者手伝わないあまり手伝わない少し手伝う積極的に手伝う無効合計自主運営(人)みんなが参加無効合計自主運営(人)みんなが参加無効合計意見を付箋に書く避難所の準備をしないとどんな問題が起こるか課題解決初動期の課題をへの出すプロセス参加者の作業グループ(人)事後(人)グループで話し合グループでまとめグループで話し合意見をそれぞれ出してもらい、トイレが一番切実という感じがあった受付・安否、場所が不可分で1つの課題として扱うことになった付箋を分類したテーマを導くガイドをした議論の時間がとれなかった話し合いが活発に行われ、まずは運営体制が重要となった時間がなかった付箋をⒻが分類した分類し、3つが出てきた話し合いの中でコンセンサスを得られた書く作業に専念してもらっ意見がなかなか出なかったが、1人が問いかけ賛同、Ⓕが誘導などした意見がなかなか出てこなかった。Ⓕが誘導したⒻが意見をとりまとめた困ることとして、ライフラインの水が選ばれた:参加者主体:ファシリテータがサポート:ファシリテータが主体 を示す図3-7 事前に準備する必要がある項目(人)図3-8 事前事後の回答比較(避難所生活のイメージ)図3-9 事前事後の回答比較(避難所生活上の問題)図3-10 事前事後の回答比較(避難所自主運営の認識)表3-3 グループ別の討議の流れの整理表課題①(人)事後重要な課題を選ぶ課題を絞るグループで選ぶ・まとめる意見を付箋にグループで話し合書く自主運営のテーマの方向へ展開した議論の時間を十分にとれなかった時間がとれなかった発言を拾いながら書いた付箋が出てこなかった意見を促したところ、1人ずつ意見が出た解決策が出づらくなり、(意見を拾い)Ⓕが書くシーンがあったⒻ:ファシリテータを表す重要課題の解決方法を探る解決策を出す解決策を検討する課題②グループで選ぶ・まとめる多かった解決策をⒻがまとめたⒻが付箋をまとめたⒻが方向づけを意識してまとめたⒻが誘導しながらつなげて結論づけたⒻが入らないとまとめきれなかった避難所での生活ルールトイレや清掃高齢者等の要配慮者への配慮食事や物資の配布方法住民の当番制避難所の開設方法運営本部多言語対応セキュリティ(犯罪防止)その他イメージできないほとんどイメージできない断片的にイメージできる大体イメージできるイメージできないほとんどイメージできない断片的にイメージできる大体イメージできる運営者に任せるやや運営者に任せるみんなが参加して決める無効運営者に任せる思い浮かばないどちらかというと思い浮かばないどちらかというと思い浮かぶ思い浮かぶ思い浮かばないどちらかというと思い浮かぶやや運営者に任せる事後102030複数回答(n=42)10128101214161820222410121416182022242924191613どちらかというと思い浮かばない思い浮かぶ(n=42)みんなが参加して決める1416183731(n=42)無効(n=42)40 地域の避難所での生活を具体的に想像できるかについて(図3-8),事前ではほとんどイメージできなかった13名中10名,断片的にイメージできた16名中10名が事後には次の段階へと改善した。また避難所生活で起こる問題について(図3-9),事前ではどちらかというと思い浮かばない8名中6名,どちらかというと思い浮ぶ22名中15名が1段階進み,避難所への関心と同様に,段階を踏んでイメージできるようになることが多かった。 自主運営に関し,運営課題の解決は運営者に任せるか,みんなで参加するかについて質問した(図3-10)。事前では運営者に任せる,やや任せる回答が8名,21名と多かった。事後には1段階上がる場合が多く,みんなが参加する回答が31名と逆転し,意識が大きく変わった。 当事者意識に関し,運営への主体的な参加と,自主運営の意識とでの回答数の変化を図3-11でみる。事前に最多なのは,やや運営者任せで自分は少し手伝う13回答だった。事後には課題解決はみんなで決め,自分も積極的に手伝うとの回答が18名と最多となった。一方で,自分が主体的に参加するかについては,依然として少し手伝うとの回答も17名と多い。3.4 ワークショップでのグループ討議の流れ グループ討議では,避難所に関する課題を抽出し,その解決方法について,グループごとに意見を出し合った(表3-3)。まず課題①として,自分の地域で避難所の準備をしないとどのような問題が起こるかについてできるだけ多く想定し,各自思いつくもの全てを付箋に書き出し,各ファシリテータが付箋を模造紙上で分類した。付箋は1項目1枚で記入した。その中からすぐに取り組むべき重要な課題をグループで話し合い,3つ抽出した。 課題②では3課題からグループで1つを選び,その解決方法について,まず各人が付箋に書き出し,それを説明しつつ,話し合いで具体的な解決策を検討していった。今回のファシリテータは,意見を分類し,テーマに沿って方向づけ,集約するなどの役割を担った。 これらにより住民各自がアイディアを発想し,提案できるか,話し合いから解決策の合意形成まで,どのような過程をたどるか,付箋と発言から過程を把握した。

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