89写真3-1 避難所大学講義写真3-2 避難所大学聴講写真3-3 グループ討議・下写真3-4 ファシリテーション写真3-5 グループ発表写真3-6 討議結果図3-1 ワークショップの流れ所要時間(分)22大地震による被害と避難、避難所での生活に関する講義①東日本大震災と今後の大地震時の地域被害の特徴②津波が発生する大地震時の避難と避難先・コロナ対策③避難所での生活避難所に関する課題と解決方法に関するグループ討論61課題① 避難所の準備をしないとどんな問題が起こるかどんな問題が起こるか付箋に書き出し、模造紙に貼る(各テーブル・各自)すぐに取り組むべき重要な課題を3つ選ぶ(各テーブル)課題② 3つの課題の中から1つ選び、解決方法を探るどんな状態になるか、その解決策を付箋に書き出す(各テーブル・各自)自分たちの避難所で実際に採用したいものを検討する(各テーブル)116テーブル×7人 + ファシリテータ付箋の内容を説明する(各テーブル・各自)発表(ファシリテータ)・解説課題を1つ選ぶ(各テーブル)付箋の内容を説明する(各テーブル・各自)発表(ファシリテータ)・解説避難所での生活について補足講義、まとめ事前ワークシート記入・回収事後ワークシート記入・回収3. 避難所大学(第1回)の概要と結果 前章で述べた現状を踏まえながら,コミ協において避難所自主運営への機運が出始めていることをとらえ,住民・関係者を対象に「神栖避難所大学(以下,避難所大学)」と題したワークショップ型学習を2021年12月12日に実施した(写真3-1~3-6)。この章では,ワークショップを通しての住民等の意識変容とグループ討議による問題解決の過程を把握することで,住民による避難所の自主運営を可能にするための知見を整理する文5)。3.1 避難所大学の流れ ワークショップ全体の流れは,地域の想定被害と避難所生活に関する講義,課題①②に関するグループ討議,まとめの3部構成である(図3-1)。
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