2021実践研究報告集NO.2026
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充実してほしい情報は伝達⽅法であり(図3-17),フリーアンサーにおいても市からの⾮常時などのアナウンスが聞き取りにくいという意⾒があった。災害時の不安としては電気・ガス・上下⽔道などのライフラインの途絶や避難備蓄品の確保が多く挙げられた(図3-18)。3.6ケアやサポートを必要とする住⺠要介護の認定を受けた⼈がいる世帯は全体の14.4%(図3-19),障がい⼿帳の交付を受けた⼈がいる世帯は全体の17.3%(図3-20)である。1階の居住者は全体の17.3%であるのに対して,ケアやサポートを必要とする住⺠の約30%の世帯が1階に住まいがある(表3-2)。受けていない191世帯(68.7%)受けている40世帯(14.4%)無回答47(16.9%)受けていない192世帯(69.1%)受けている48世帯(17.3%)無回答38(13.7%)図3-20障がい⼿帳の交付を受けた⼈がいる世帯表3-2 ケアやサポートを必要とする住⺠の居住階数図3-19 介護認定を受けた⼈がいる世帯n=278回答数(回答率)192世帯(69.1%)n=278回答数(回答率)階階階階階階階無回答計写真4-1学⽣が居住する改修した住⼾1階2階3階4階5階6~10階11~14階無回答計世帯数12896310140%30.0%20.0%22.5%15.0%7.5%2.5%0.0%2.5%100.0%世帯数14994830148%29.2%18.8%18.8%8.3%16.7%6.3%0.0%2.1%100.0%世帯数485954524012211278%17.3%21.2%19.4%18.7%14.4%4.3%0.7%4.0%100.0%要介護認定を受けた人がいる世帯障がい手帳の交付を受けた人がいる世帯居住者全体4学⽣の市営住宅⼊居参画4.1改修し⼊居した住⼾市営住宅団地の2⼾を改修し,403号室に4年⽣の男⼦1名が2020年10⽉から⼊居し2021年3⽉に退去をしたが,4⽉より新4年⽣男⼦が引き続き居住した。また,2年⽣の男⼦が2021年4⽉から同住棟の改修後の住⼾303号室に⼊居している(写真4-1)。図4-1は⽇⾒地区の市営住宅団地の⾃治会の区分図である。団地内には,7つの⾃治会が存在していたが,そのうち2つが現在消滅している。居住する2名の学⽣は宿町⾃治会に属し、⽉に1度の定例会、集会所や外部の清掃などに対して,「組」(図4-2 市営住宅団地⾃治会組織図参照)の番でなくても⾃主的に参加し定例会での話し合われた内容や住⺠の⽣の声を加し,定例会での話し合われた内容や住⺠の⽣の声を記録することにし, 住環境と地域コミュニティの現状と課題の把握を⾏った。図4-1⽇⾒地区の市営住宅団地⾃治会

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