図2-3 タイプBプロトタイプ図2-4 建築物のイメージタイプB︓自然な丸竹と平板で構成する空間構造。自然な竹のしなる形態と高強度である竹の特徴を活かした繊細でダイナミックな空間を目指す。2.2 制作物の設計・施工1)部材 使用する竹集成角材の制作手順を以下に示す。丸竹を割った割竹を平面に加工したラミナ(厚さ4㎜幅30㎜)を積層させて部材を構成する。製造方法としては、元口径100㎜程度の丸竹(孟宗竹)を8~10分割して、まず8㎜程度の粗削り平板に加工し、主に防虫を目的として乾溜処理(オートクレープと呼ばれる大きな釜を用いた高温高圧処理)を行う。その後、4面プレーナーにて厚さ4㎜程度の平板に加工した板(ラミナ)を積層接着して集成材平板(マザーボード)を製作し、必要部材断面に成型する。
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