2021実践研究報告集NO.2023
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図4-1 実測と聞き取り調査(2021.3.22〜6.6) ため調査初期は作業⾳のみの場⾯が多いが,後には聞,き取りしながら,来⼭⽒の⾁声も含めて撮影した。編集作業は今後の課題となるが, 継承会の協⼒を得て,その公式サイトにKITAYAMA PROJECTの特設ページを設け,動画のダイジェスト版(調査編・製作編・製織編)を公開した注4) (図4-3) 。4.23DCGアニメーション複雑な動きの中継織機の可動部であるコテと指⽵,それらと連動する2つの⾜踏みについて3DCGアニメーションの制作を試みた(図4-2)。⼿織中継織機の⼼臓部と⾔っていい部分であり,実機では動きが速すぎたり,他の部材に隠れていたりするために⾒えない部分の動きを確認することができる。しかし,活動中多断期間も多く,動画記録や実機製作に時間を割いたため,暫定的なものしか作れなかった。今後の課題として継続制作したい。4.3動画記録製作⼯程を動画撮影し,来⼭⽒の⽣の⾔葉も記録した。30秒程度の撮影時間を基本に15秒から2分程度図4-3製作⼯程の記録動画と掲載ウェブサイトた。30秒程度の撮影時間を基本に,15秒から2分程度のものを約600本,合計約4時間記録し,記録写真と共に織機製作の際にも参照した。調査開始当初は直の対話を優先したため,⾁声を記録していなかった。その図43 製作⼯程の記録動画と掲載ウェブサイト図3-11 実測ノート図4-2 3DCGアニメーションの制作画⾯

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