2021実践研究報告集NO.2023
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表10-1 主なメディア掲載・出演(記事等の⾒出し抜粋)年月日事項2020.7.2中国新聞「イグサ今年も豊作福山で収穫」7.29中国新聞「備後表の織機再生研究論文が高評価福山大の佐藤教授」(2018年度住総研研究・実践選奨受賞関連記事)9.22山陽新聞「『備後表』の復興目指す福山大佐藤教授ら」10.5中国新聞「備後表継承会初の実用化福山畳職人と協力」10.6朝日新聞「地元いぐさの備後表後世に生産履歴を明示」10.22NHKお好みワイドひろしま「中継・備後表継承へ動力織機を復活」(再生した「三蔵中継織機」の製織作業を福山大学より生中継)10.関連のメディア掲載・講演会など本課題は,地域に⾝近な実践研究であり,その成果を広く⼀般にも共有するため,主査を中⼼に積極的に新聞等の取材を受けコロナ禍ではあったが⼀般向けの講演会図9-1 フォーラムチラシと会場(2021.10.24)(再生した「三蔵中継織機」の製織作業を福山大学より生中継)11.15中国新聞「備後表用イグサ植え付け福山で継承会来年7月収穫」2021.2.7読売新聞「『備後表』技術継承に力」(ニュースの門@広島)3.11中国新聞「備後を誇る備後表産地・技継承産学で探る」3.18FMふくやま「GO!GO!Bびんご」出演(茶室「育志菴」にて収録)3.30中国新聞「卒論で備後の文化継承訴え柿渋作りと塩田跡の変遷」4.24中国新聞「備後表織機の製造記録写真や動画撮影継承危ぶまれる特産将来の再現に備え」(本課題関連記事,図10-1)7.8中国新聞「イグサ収穫『生育は上々』福山」7.10山陽新聞「備後表次世代へ継承会や学生らイグサ刈り取り」の取材を受け,コロナ禍ではあったが般向けの講演会なども可能な限り引き受けた(表10-1,2,図10-1)。表10-2 ⼀般向け講演会など8.25FMふくやま「GO!GO!Bびんご」出演(講演会の告知など)10.12中国新聞「『新生』備後表地元寺社に福山産イグサ使用」10.31読売新聞「明王院本堂に『備後表』福山のイ草使用13畳納める」年月日事項2020.10.11「備後の『中継ぎ織り』を継ぐ」,ひろしまアートラウンジ事業「水野勝成とびんごい草」,福寿会館,(公財)ひろしま文化振興財団主催(福山城築城400年記念事業の一環,小中学生向けイベント)12.10「絶滅危惧の備後藺草と中継ぎ織り畳表」,通常例会卓話,福山ニューキャッスルホテル,福山南ロータリークラブ主催2021.3.21「備後畳表をユネスコ無形文化遺産へ―日本建築文化を守る歩みに学ぶ―」,西部市民センター,福山市松永生涯学習センター主催10.24第4回地域遺産フォーラム(ギャラリー蔵フォーラム)「地域遺産を継ぐ―来山式手織り中継ぎ織機の製作と記録―」,本委員会が共催10.31JR福山駅前開催の「備後ブルーフェス」において,備後表継承会のブースに手織中継織機製作のパネル展示,ひろしま文化振興財団主催2022.1.23「備後中継ぎ畳表の社会文化史―ユネスコ無形文化遺産を超えて―」,文化講演会,福寿会館,福山城博物館主催(開催延期)な製作⽅法や仕組みについての詳細は追加調査して別稿としたい。また,活動中断期間が多く,製作した織機を⽤いた製織実践には⾄らなかった。今後は基礎研究と連動して,本課題で製作した⼿織織機を活⽤して建築実践したい。(中国新聞社転載許諾)図10-1 中国新聞2021.4.24と継承会Newsサイト11.まとめ来⼭⽒の明確な後継者が居ない中で,⼿織中継表を商業ベースで復興,展開することは現実的ではない。部品が多く,仕組みが複雑な動⼒中継織機の新規製造<研究主査>・佐藤圭⼀福⼭⼤学⼯学部建築学科教授<研究委員>・中嶋健明福⼭⼤学⼈間⽂化学部メディア・映像学科教授https://www.bingo-igusa.com/news継承会Newsサイトもコスト的に難しい。ここに織り⼿から直接,⼿織中継織機の製作⼯程を聞き取り,製作実践し,記録できたことで,将来にわたる中継織機製作と製織の可能性が残った。最終的には,繰り返し製織しながら,織り⼿⾃⾝が調整し続けなければ織機は完成しない。本課題を通じて,備後表継承の鍵となる「中継ぎ」技術の⼀部を継承したことで,⽇本の住⽣活独⾃の藺草による畳⽂化の存続にも⼀定の役割を果たせたさらに製・秋岡昌彦中国デザイン専⾨学校教員<活動協⼒者>(有)⽚岡機械製作所, (株)ケンザイセンター⽣⽥⾻董&ギャラリー喫茶蔵, (有)佐々⽊材⽊店, (有)佐野商店(株)鈴⿅製材所, 瀬⼾内まちなびLABONPO法⼈ぬまくま⺠家を⼤切にする会備後表継承会畳⽂化の存続にも⼀定の役割を果たせた。さらに,製作した織機を研究機材として活⽤することで,今後の基礎研究を⾶躍的に進めることができる。12.今後の課題⼿織織機の重要パーツの1つであるコテに関しては,今回は既存のものを調整して使った。コテの複雑NPO法⼈ぬまくま⺠家を⼤切にする会, 備後表継承会備後地域遺産研究会(河⽥陽依菜, 岡⽥紘汰, ⽯岡佑太他)・池⽥和司/ ⻑浜学区町内会連合会会⻑・来⼭淳平/ 唯⼀⼿織り中継ぎ職⼈*当実践研究報告普及版は『住総研研究論⽂集・実践研究報告集』No.48の抜粋版です。参考⽂献は報告集本書をご覧ください。

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