2021実践研究報告集NO.1926
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優れた区民有志の参加により,まちかどシェアチャンネルをyoutubeに設け,まちかどシェアオンラインのコンテンツを誰もがいつでも地域情報としてみることができるようになった。3)町会との公園ミニマルシェ(2021年12⽉)2021年12⽉5⽇に,これまで3年間かけて信頼関係を育んできた町内会と遂に町内会主催の清掃活動係を育んできた町内会と,遂に町内会主催の清掃活動の後に,町会と宮前まち倶楽部共催の「公園ミニマルシェ(まちかどシェア@公園)」を開催した(表3-6,写真3-4)。今回は,まちかどシェアの本来の⽬的「地域の様々なプレーヤーを分野横断的に公共的空間に会し,可視化することで,新たなつながりや活動等の創発につなげる」に加え,地縁組織と市⺠活動団体の共催によっ写真3-3 まちかどシェアオンライン当⽇げる」に加え,地縁組織と市⺠活動団体の共催によって,個別には越えられない課題の解決につなげることであった。実施後「町会が⼀番リーチしたいが届かなかった未就学児の親世代。(市⺠活動団体と)協⼒することが新たな道となる」(タウンニュース,宮前区版,12⽉17⽇号)と町会⻑が期待を語っていた。また,川崎市が運営するコミュニティチャンネル(以下URL)でも紹介された(以下URL)でも紹介された。https://www.youtube.com/watch?v=y-kEX71ZWn8公園ミニマルシェ参加数市民活動マイクロビジネス商店地縁組織行政区民有志3511412表3-6町会との共催まちかどシェア分野別参加⼈数及び概要3.4他地域での実践本実践研究の仮説と得た知⾒を活⽤して本研究会委員がまちづくりコンサルティングを⾏っている新規住宅地「⼋王⼦みなみ野シティ結びのまち」(以下「結びのまち」という)の事例について述べる。日時2021年12月5日(快晴)公園清掃9:00-11:00,ミニマルシェ11:00-14:00場所内容宮崎台「おちば公園」(街区公園)町会案内ブース,防災パネル展示,手作り品販売コーナー,わらべ歌+読み聞かせ+子育て相談,まちかどライブラリー(図書館から除籍本の提供),まち情報コーナー(地域包括支援センター,地域の歴史団体等の紹介)町会内の花地図展示クリスマスツリー等写真3-4⼤⼈気だったわらべ歌と絵本の読み聞かせの紹介),町会内の花地図展示,クリスマスツリー等当日の様子・町会主催の清掃が9時から。初めて小学生がたくさん清掃に来てくれた。ミニマルシェがあるからと子ども会からの声掛けがあったことがわかった。・2メートル四方のブルーシートの上に未就学児がわらべ歌と読み聞かせに集まり,その周りに置かれた丸椅子にシニアがそれを眺めながらニコニコと座ってひなたぼっこをしていた。自然な形で多世代がの資源の発掘と可視化:約2年間周辺地域の魅⼒や課題を調査し,関係者で協議を重ね,地域の魅⼒や関係予定者を予め発掘した。このまちでの暮らしを想像できるように公⺠学連携のプラットフォームを構築しそれを可視化した(図3-2)。公共空間の活⽤:んびりと同じ空間をシェアしている姿が多くの人の目をひきつけた。こんな暖かい柔らかい空間が欲しかったと,その後地域の様々な方から声がかかった。・手作り品の出店者も,小学生が買いやすいようにとクリスマス飾り等に破格の50円,100円といった値段をつけ,子どもたちを喜ばせてくれた。・アンケートは101人の回答を得,来場者の54%が30~40代町会の未加入者が52%で町会が望んでいたまちの中の共有空間「クラブハウスころりん」(以下ころりん)及び隣接の⼩⽐企町の住⺠専⽤農地「もぐもぐファーム」の2か所を公共空間に⾒⽴て,「まちの資源」の可視化の場とした。ころりんには,当該委員が設計する際に,ライブラリーを中⼼に交流を⽣み出す空間として「10の場」(座り場,眺め場,囲い場,陰り場,灯り場,話し場,巡り場,⾷場,洗い場,安⼼の場)を設けた(写真35)~40代,町会の未加入者が52%で,町会が望んでいたターゲットへのリーチができた。若い子育て世代からは,事前に知らせてもらえれば,当日の準備などは子どもも一緒に来て楽しめるし,手伝いますよ,との嬉しい声が聞かれた。・他の複数の町会長が見学に来て,自分たちの町会でもぜひやりたいとの感想をいただいた。・区民有志,区役所の複数部署が支援に駆け付けた。真3-5)。公共空間での活動:「ころりん」と「もぐもぐファーム」を運営するプラットフォームを⽴ち上げ,住⺠による管理組合設⽴までの期間,開発業者がプラットフォーマーとしてタウンマネジメントを実施。市内在住のすまい・コミュニティマネージャーが週4⽇ころりんに常駐し,Newsletterを

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