2021実践研究報告集NO.1926
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日時2019年9月14日10-16時場所①鷺沼駅前住まいと暮らしのコンシェルジュデッキ:ママたちのハンドメイド作品販売,農の応援隊による区内農家の朝採野菜の販売場所②東急フレル入口横スペース:ダンボール図書館の本の交換会,認知症本まちかどライブラリーや紙芝居,終活井戸端会議まちかどカ②端会議,まちかどカフェ当日の様子・初めて駅前の二か所で実施した。場所の間は道路を隔てて30メートルほどの距離である。現場はそれぞれの活動は見えず,孤立感を味わった参加者もいた。まちかどシェアの規模は大きいことが良いことではなく,それぞれの参加者が相互に充分可視化しあい会話が生まれる規模であることの重要性を実感した。・多世代の参加により会話が弾んでいた。開催後区役所の職員から「地域のつながりによって区役所内の連携も進めていただいているような気がします」とのメールを頂戴し,その後実際に区役所内部署間年⽉実施町会と宮前まち倶楽多世代の参加により会話が弾んでいた。・スーパー入り口横の場所は,買い物客が多く「何ですか?」と聞いてくれる人も多く可視化には最適だ。駅改札に近いと電車の乗降目的で急ぎ足の人も多いが,買い物をした後のホッとした気持ちからかゆっくり本を眺め,話をしていく人も多かった。・川崎市の有名老舗書店の店長が本のシェアをやっていると聞いたと訪れてくれた。書店にとっては本のシェアは本が売れなからイバなりますかと尋ねたと写真3-2狭い空間にいくつもの活動が盛り込まれる日時2019年12月14日10-16時場鷺沼駅前住まいと暮らしのコンシェルジュデッキ:ダ表3-5まちかどシェアオンライン分野別参加⼈数及び概要内の部署間で2022年12⽉実施の町会と宮前まち倶楽部が共催する公園のまちかどシェアには,区役所の4部局の若⼿職員が参加することになり,連携が実現することとなった。は本が売れないからライバルになりますかと尋ねたところ,今の子どもは親と書店に行く経験をしないため幼少時に本に馴染む機会がない。まちのなかで本を手にとる機会が得られることは書店にとってもありがたい,という返事で,考えさせられた(写真3-1)前掲。市民活動マイクロビジネス商店地縁組織行政区民有志所ンボール図書館による本の交換会,鷺沼商店会アンケート+ガラガラポン,子育てママのハンド作品販売,似顔絵当日の様子・狭い空間に多様な内容が詰まった場となり(写真3-2),クリスマス向け商品や商店会によるガラガラポン等で賑やかだった。商店会からの人数が足りずアンケートやガラガラポンの景品を渡すのをハンドメイド作品で出店したママたちが手伝た不足分を相互が10月参加数3020426月参加数403026日時①2020年10月31日13:00-16:30②2021年6月5日13:00-16:00①鷺沼駅前住まいと暮らしのコンシェルジュ二階子作品で出店したママたちが手伝った。不足分を相互が協力しあって埋めることで会話が弾んだ。完璧に準備できない住民主体の活動だからこそ協力が生まれ,当事者意識が育まれていく。・似顔絵描きが大人気。高齢者が自分を,ペットの絵を,子育てパパママが子供を,また海外の方が写真をもってきてそれを絵にしてほしいとの依頼もあった。①②の内容鷺沼駅前住まと暮らしのンシルジ階1部:活動主体はどうやってまちへの第一歩を踏み出したか(パネリスト4名によるフリートーク)2部:中継:Tida’shouse,図書館,まち協理事等。動画再生:おしゃべりガーデン,商店会等店舗紹介,公園体操等3部:まちについての視聴者との自由トーク当・オンラインでは多くの人の視聴は望めないと思ったがどもイベが中止するなか宮前活2)まちかどシェアオンラインの開催(2020年6⽉-2021年10⽉)思いがけないCOVID-19のパンデミックで,3⽉に予定していたまちかどシェアを中⽌した。筆者らはその間に多くの書籍や⽂献を読み,様々なまちづくりオンラインワークショップ等にも積極的に参加した。その経験からオンラインのメリットを⽣かし,区内各所の現場を同時に中継して繋ぎ区内の活動を紹介す日の様子ていたが,どこもイベントが中止するなか,宮前区で活動している主体の主要メンバーが視聴してくれ,非常に有意義な内容となった。・今回初めて,区民有志(①2名,②この2名に大学生と新社会人2名の計4名)が運営に加わった。プレーヤー型ではなくマネジメント型に興味を持つ人材を発掘した最初の出来事である。・マネジメント型志向の有志の出現に伴い,2回目の所の現場を同時に中継して繋ぎ区内の活動を紹介する「まちかどシェアオンライン」の開催をプラットフォーマーと企画,実施した(表3-5,写真3-3)。区のまちづくり協議会や区役所企画課も動きがとれないことの打開策として運営に参加したことで,まちかどシリーズ始まって以来初めての,市⺠,⺠間(商店会等),⾏政の3セクターが協働開催となった。ネジメント型志向の有志の出現に伴い,回目のまちかどシェアオンラインからは様々な人々がマネジメントに参加できるように「まちかどシェア実行委員会」を新設。宮前まち倶楽部のメンバーも参加し,今後まちかどシェアの運営をある程度実行委員会で進める取り組みを始めた。新たなプラットフォーマー育成の取り組みだ。・2回目のまちかどシェアオンラインはITスキルの優れた区民有志参加によりまちかどシチ

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