2021実践研究報告集NO.1926
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していけるかが活動成果を⼤きく左右する。プラットフォーマーとして宮前まち倶楽部では,⽇常的な資源発掘活動を以下のような⽅法で実施した(表3-2)。住⺠として現場に⾜を運び,各主体と関係性を築くうちに分野やセクターを超えた⼈々と知り合い信頼が醸成される。コロナ禍ではオンラインのミーティングやワークショップにも積極的に参加することもプレーヤー型は当然のことながら⾃らの活動を充実させ発展させていくことが重要であるため,そこから新たな主体の発掘へとはつながらず,プレーヤー型団体の固定化や同じ分野で活動するプレーヤー間のライバル意識等,CPマネジメント⼿法が確⽴されていないことによる各種課題が浮上した。32CPとプラットフォーマーングやワークショップにも積極的に参加することも重要だ。2)プラットフォーマーが⼤事にすべき姿勢コロナでイベント等が中⽌となる中,書籍⽂献調査からより効果的なCPの在り⽅を抽出し,実践活動で得られた経験に照らして検証し,まちの⽬利きとしてプラットフォーマーが持つべき視点や姿勢を検討した3.2CPとプラットフォーマー以上を踏まえ, 第⼀段階終了後「miyamaeぷらっと」を⼀旦解散し,メンバーをマネジメント型(以下「プラットフォーマー」と呼ぶ)と,まちかどシェアへの参加を主⽬的とするプレーヤー型に分け,第⼆段階のCPの枠組みを以下のように作り替えた(図3-1)。今後はプラットフォーマーとして「宮前まち倶楽部」が主体となってCPを運営することとなった。表3-3プラットフォーマーの持つべき姿勢・視点(表3-3)。「住民として」まちの姿を希求するプレーヤー型主体やまちとの信頼を築く誠実で公平な姿勢を貫くコミュニケーションを大事にする図3‐1本実践活動の枠組み及び参加主体1)プラットフォーマーによる資源発掘と信頼の醸成異なる背景の多様な活動やプレーヤーの価値を知るセクター間の協働を常に視野にいれる継続のふんばりと変化に柔軟に対応する国内外の事例調査を含め常に学び続ける姿勢を持つ(Actlocally,thinkglobally)(虫の目鳥の目)表3-2 資源発掘の⼿法3.3まちかどシェア等の実践1)まちかどシェアの開催(2019年7⽉-2019年12⽉)まちかどシェアをプラットフォーマーが企画し,プレーヤー型の団体と共に開催した。まちかどシェアへの分野別参加団体数(プレーヤ型・マネジメント型)とその内容を以下に記載一住民として地域活動(町会の公園清掃,ボランティアとして市民活動,公園体操等の各種イベント等々)に参加日常的にウオーキングを行いまちの様子や変化を知る。HP+フェイスブック(FB)等に「まちニュース」「ま本活動は地域活動を⾏っている活動主体(⼈的資源)をどれだけ知り,彼らとの信頼をどう育み強固にヤー型・マネジメント型)とその内容を以下に記載する(表3-4)。「マイクロビジネス」とは,⼦育て世代ママたちのハンドメイト作品の販売や地元イラストレーターによる似顔絵等,⾃らのスキルで極⼩ビジネスを興そうとしている住⺠を指す。郊外住宅地の今後を考える際,マイクロビジネスが成⽴し発展することがコミュニティにとって⼤切だと考え,参加を⽀援している。HP+フェイスブック(FB)等にまちュス」まち学」「まち楽」等のタイトルでそれらを発信。個人商店等を利用し店主と気軽に話せる関係性を築く。公共施設等に置かれている広報誌やチラシにくまなく目を通す。地域住民の声を拾うために祭りなどのイベントで「アンケート」を実施。住民が何を地域に求めているかを把握する。)ジダいずれのまちかどシェアにも多様な世代が参加した。そこでの参加者間の会話や様⼦から,プラットフォーマーにはこのまち固有のニーズへの気づきが数多く得られ,それが資源発掘の際の⼤きなヒントになるという好循環が起こり,CPの充実へとつながった。HP(FBに連動)に「ジモトイベントカレンダー」コーナーを設ける。イベント主催者誰から,営利・非営利を問わずチラシの掲載を受け付ける(FBは主催者自らも自由に登録できる)。これらイベントに市民として参加して資源を発掘。「人的資源発掘ワークショップ」を開催。まちの活動主体たちに参加してもらい,区内の面白い人,活躍している人等を発掘し,その人たちの活動現場等にでかけ話を聞く。表34まちかどシェア分野別参加⼈数及び概要等を発掘し,その人たちの活動現場等にでかけ話を聞く。HPに「ストーリー」コーナーを設け,活動主体にインタビューでじっくり話を聞き,活動等を紹介。地域の基層文化を学ぶ。宅地開発前の地域の様子や住民/文化の地層を知るための足掛かりとして,農家を支援している市民団体から農家を紹介してもらい,農作業を手伝いつつ本音の話が聞けるような関係性を築く。地域の風土,人の地層や思いを大事にする。市民活動マイクロビジネス商店地縁組織行政区民有志9月参加数45101012月参加数353000表3-4まちかどシェア分野別参加⼈数及び概要

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