2021実践研究報告集NO.1924
5/13

拠点機能。仕事がない,住む場所がない,お⾦がないなどに緊急対応できる⽣活資⾦を貸付ける地域共同基⾦『ソーネ基⾦』。コロナ禍のお弁当の配達。⾃治会との連携活動。夏祭りなど地域のイベントを紹介している。以下にそれらイベントの⼀部を紹介する。2018年3⽉31⽇に「ソーネおおぞね」がオープン3)ソーネショップ焼きたてのわっぱの会オリジナルのパン「わっぱん」,⼦ども向けの駄菓⼦,有機野菜,愛知県の特産品,⽇常⽋かせない⽇⽤品,介護福祉⽤品,市⺠の⼿作り品,障がい者事業所の良質な製品など誰もが買いたくなる品々が揃う,他にないユニークな販売スペースである。地域居住者の要望を反映した品揃えを⼼掛けている(写真32)2018年3⽉31⽇に「ソーネおおぞね」がオープンしたが,オープン2週間前に⼦どもが⼀⽇店員を勤める「キッズカフェ&ショップ」を開催し,80名ほどの⼦どもが参加した(写真3-3)。2018年8⽉に「⼦ども⾷堂」を開催したいとの声が上がり,地域で孤⽴している⾼齢者も参加できるように「ソーネでみんなでゴハン」を開催したところ,130名の参加があった。揃えを⼼掛けている(写真3-2)。4)ソーネしげん家庭にある古紙,段ボール,⽸などを買取る現代版「まちのクズ屋さん」で,市⺠参加の新しい仕組みを模索している。ソーネカフェで利⽤できるポイントでは,現⾦の⼆倍の価格で買取り,「ソーネおおぞね」全体の魅⼒を⾼めている。更に資源の中か「ソーネしげん」のカード登録者は1000⼈を超えている。午前6時半から「ソーネカフェ」はモーニングでにぎわい,「ソーネショップ」では愛知県産の⼩⻨「ゆめあかり」の「わっぱん」を販売している。お盆には「ソーネホール」でお化け屋敷が開催されるというように⼈々が集まるように仕掛けられている。らリユースできるものを販売する「リユースショップ」やおもちゃのリサイクル,余っている⾷糧のフードドライブへと活動を広げようとしている。5)ソーネそうだん⾼齢者,障がい者,ひとり親世帯,⽣活困窮者など住宅の確保が困難な⼈々を地域で⽀えようと総合相談機能を提供している相談機能を提供している。「わっぱの会」の「障がい者,⽣活困窮者の⽣活・就労相談」のノウハウを活かし,⾼齢者や児童などの相談に応えている。地域の需要に応じて遺産整理や⽚付けから様々な修理や掃除まで対応できる便利屋さん,⾼齢者の就労希望に応じられる職業相談,健康や医療⾯の漢⽅相談や健康診断,介助や認知症対応ロボットの活⽤など幅広い展開を構想して表1キッズカフェ&ショップの開催第1回2018年3⽉17⽇・18⽇第2回2019年3⽉24⽇第3回2019年8⽉10⽇第4回2020年3⽉29⽇(8⽉8⽇に延期)第5回2021年3⽉28⽇(中⽌)表2周年祭いる。6)地域への活動「ソーネかわら版」を⽉⼀回発⾏し,地域の活動情報を提供している。例えば,家庭から出る⽣ゴミを利⽤して段ボールコンポストで堆肥を作り,⽣ゴミリサイクルに取り組む,地域の総合リサイクル表2周年祭1周年祭2019年4⽉12⽇(⾦)〜14⽇(⽇)2周年祭中⽌3周年祭2021年4⽉9⽇(⾦)〜11⽇(⽇)表3お祭りやイベントもちつき⼤会とクリスマス会2018年12⽉2⽇写真3-3「キッズカフェ」(2019年8⽉10⽇)

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る