2020実践研究報告集NO.1923
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実践研究報告No.1923 ⼟地公的活⽤領域図の作成と⼟地公的活⽤領域図の作成と私有地の公的な活⽤の実践―福島県国⾒町⾙⽥地区を対象として―福島県国⾒町⾙⽥地区を対象として,私有地の⼀部または全部を公的に活⽤することで集落の住環境を改善する実践である。衰退が進み管理が⾏き届かなくなったことによる所有意識の低下と集落という閉ざされたコミニテ単位が⽣む他者への信頼が集落独特東京都⽴⼤⼤学院博⼠後期過程/⽮野拓洋前芝優也いう閉ざされたコミュニティ単位が⽣む他者への信頼が,集落独特の公と私が⼊り混じった中間領域を⽣んでいる。そこで,管理不全の私有地を開放することで景観を改善し集落内に不⾜している公的機能を補うことを⽬的とした実践を⾏った。作業は⼟地公的活⽤領域図の作成,私有地の活⽤という2つに分けて進めた。結果,2つの私有地を公的に活⽤することに成功し,また私有地を有効活⽤した新たなコミュニケーションの可能性を考察することができた。資料1 省エネ基準と沖縄モデルの違い図4-3 T邸の公的活⽤の様⼦

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