2019実践研究報告集NO.1824
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(4)改修費合計:1,385,000円(税抜) ⼯事実施時期:2019年7⽉大工工事クロス,床仕上げ工事雑工事備品工事電気工事210,000円200,000円65,000円48,000円150000円ガス工事水道工事クリーニング工務店経費60,000円360,000円42,000円250,000円よって室内全体が暗い印象となっていた。また,⽔回りも暗く寒々しい印象であった。最低限のコストで,住んでみたくなるような部屋をつくることが課題であった。(3)改修提案ベースとなる床や壁の仕様は決定しておき,下地⼯事はプロに依頼した⼀部壁⾯の⾊や柄の決定棚の(5)物件オーナーS⽒へのヒアリング⼊居者はベトナムからの技能実習⽣4⼈がシェアして暮らしている。受け⼊れ会社が契約主体なので安⼼して貸せる。また,⾃分⾃⾝も機会があれば⼊居者と関わりが持てればいいと思っている。改修事例清滝住宅改修電気工事150,000円事はプロに依頼した。部壁⾯の⾊や柄の決定,棚の配置などに住まい⼿の参加を組み込んだ。実際に該当部分は⼊居者のDIYで⼯事を⾏った。また,住⼾内の各室が細かく分割されているので,「のっぺりフロア(NPF)」で床⾯の素材を統⼀するなどし,部屋全体の⼀体感やひろがりを創出した。改修において費⽤が嵩むのは台所,⾵呂,トイレなどの⽔回りであるため,設備更新の費⽤は計画実施前に検討する必要がある。◆改修事例②:清滝住宅の改修(1)改修の概要と経緯NPOハローライフが実施している<MODEL HOUSE>プロジェクトは,⼤阪府営住宅である清滝住宅の空き住⼾を借り上げ,改修を実施し,若者の就労⽀援とセットで住宅を提供するというプロジェクトである(写真3-7)。NPOモクチン企画は改修デザインの担当で関わっているが本実践活動と重なる部分ンの担当で関わっているが,本実践活動と重なる部分も多いので,レシピ開発を含めてケーススタディの対象とした。2017年に10⼾+共同スペース(コモンハウス)(写真3-8)を実現し,今年度は新たに18⼾+コモンハウス(現時点では7⼾改修済み)を実現する。(2)改修前の状態間取りとしては部屋数もあり,若年層の単⾝が住むが紙ど写真3-7対象建物には問題ないが,壁紙や床材など部屋の基本仕様によって室内全体が暗い印象となっていた。また,⽔回りも暗く寒々しい印象であった。最低限のコストで,住んでみたくなるような部屋をつくることが課題であった。(3)改修提案ベースとなる床や壁の仕様は決定しておき下地⼯写真37対象建物ベスとなる床や壁の仕様は決定しておき,下地⼯事はプロに依頼した。⼀部壁⾯の⾊や柄の決定,棚の配置などに住まい⼿の参加を組み込んだ。実際に該当部分は⼊居者のDIYで⼯事を⾏った。また,住⼾内の各室が細かく分割されているので,「のっぺりフロア(NPF)」で床⾯の素材を統⼀するなどし,部屋全体の⼀体感やひろがりを創出した。改修において費⽤が嵩むのは台所,⾵呂,トイレなどの⽔回りであるため,施が設備更新の費⽤は計画実施前に検討する必要がある。写真3-8 改修後のコモンハウス

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