6.⼀般公開とメディア掲載6.1広島県建築⼠会⼥性委員会2019年10⽉19⽇,福⼭⼤学三蔵祭共催イベント打ち合わせのために8名の地元⼥性建築⼠が訪れた(図6-1)。主に住宅設計に携わる⽅々で,畳を⽇常的に扱っているが,中継表を⾒るのは初めてであった。備後中継表の裾野を地元建築家に広げることができ,早速設計住宅への使⽤も検討いただいたこうした実6.3福⼭⼤学三蔵祭2019年10⽉26〜27⽇,福⼭⼤学三蔵祭の際に,⼀般向けに再⽣経緯のポスター展⽰と実演を⾏った(図6-3)。10⽉26⽇には,再⽣関係者もお招きしてお披露⽬式と実演,スライドを交えて現場説明を⾏った。10⽉27⽇には,選り出し体験も実施して,製織作業に参加いただいた。速,設計住宅への使⽤も検討いただいた。こうした実演の際には,研究会のメンバーも現場サポートをしながら織機の研修を受ける。6.2⽂化財畳保存会2019年10⽉21⽇,⽂化財畳保存会(京都市)の備後図6-1 広島県建築⼠会の織機⾒学とスライド解説産地研修にあわせて,会員24名が再⽣織機⾒学に来学した際に講義も⾏った(図6-2)。保存会は⽂化庁認定の選定保存技術保存団体(畳製作)であり, ユネスコ無形⽂化遺産に推薦された「伝統建築⼯匠の技」の登録推進団体の1つでもある。国宝や重要⽂化財等の畳修理を⼀⼿に担っている全国の畳職⼈集団に対して,再⽣織機を実演し,再⽣経緯と意義を説明した。強⼒なブランド⼒を維持する備後表の保全が畳⽂化の継なブランド⼒を維持する備後表の保全が,畳⽂化の継承に繋がることを伝えた。図6-3 実演案内のポスター(⼤岩智之デザイン)とお披露⽬式図6-2 ⽂化財畳保存会による織機⾒学と講義
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