2019実践研究報告集NO.1822
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若年層の利⽤が進まないことは,⽀援が必要な地域のヤングケアラーや,⼦育てと介護の両⽅を担うダブルケアラーに情報が届かない,また将来のケアラーサポーターを育成できないという事に繋がる。2)コモンガーデンを使う機会に乏しいSTEP1では,庭のコモンガーデン化を⽬指して,⼩学⽣らとそのあり⽅を検討⽴⽔栓の整備やみちきっかけに乏しく,気候の良い⽇に外で飲⾷を楽しむ,あるいはスタッフが庭⽊の⼿⼊れをする程度であった。そこで,まずは個⼈が各々に使える庭にする必要があった。畑作業の前後で⼿を洗う,あるいは休憩する場として庭を使う機会があるかもしれないと考え,この意味でも,レンタルファームは適していると考えた⼩学⽣らとそのあり⽅を検討,⽴⽔栓の整備やみちくさ⽂庫やベンチの設置を試みた。しかし,使うきっかけに乏しく,気候の良い⽇に外で飲⾷を楽しむ,あるいはスタッフが庭⽊の⼿⼊れをする程度であった。そこで,まずは個⼈が各々に使える庭にする必要があった。畑作業の前後で⼿を洗う,あるいは休憩する場として庭を使う機会があるかもしれないと考と考えた。え,この意味でも,レンタルファームは適していると考えた。3)既存集落の互助・災害時等拠点の構築K⽒は,既存集落藤⼼に住む農家であり,以前からみちくさ亭の活動に着⽬していた。集落内の⾃治機能の弱体化に伴い,新たな助け合い,特に災害時の拠点が必要だと考えていたためだレンタルの拠点が必要だと考えていたためだ。レンタルファームの試みを通して,まずはみちくさ亭の認知度を⾼めたいと考えた。3.2活動の概要1.5坪の畑を10セット準備し,枝⾖・ジャガイモ・トウモロコシを育てるオーナーを,料⾦1000円で募集した。チラシはみちくさ亭で配布する他,近隣に200部ポスティングした。その結果,募集⼈数の10組に達したがみちくさ亭を利⽤する中⾼年層が中⼼であり,ターゲットとした徒歩圏親⼦の申し込みはなかった。しかしながら,ランチを利⽤する若年層2組が申し込み,スタッフを含め,全部で4組の親⼦が参加する形となった。

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