2019実践研究報告集NO.1821
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蛇篭状メッシュ作成⾏程を以下に⽰す。1.⽊製フレーム1200㎜x2400㎜を2x4材で作成2.⽊製フレームに編み込み⽤のガイドを取り付ける。メッシュの⽬の⼤きさに合わせ,縦150㎜,横100㎜間隔で,タッピングねじ50㎜を打ち込む。3編み込みをするために市販されている針⾦ロル3.編み込みをするために市販されている針⾦ロール(径30㎝程)から,径10㎝程の⼩ロールを作成する。針⾦⻑さは,完成メッシュ⾼さの1.5倍x2とする。⼀枚分の縦の本数(11本)を⽤意する。4.3.にて作成した⼩ロールを中央でV型に折る5.⽊製フレームのガイドに合わせて編み込みを開始。市販ロールと⼩ロール⽊製フレーム(1200㎜X2400mm)⻲甲3回ねじりとしている。(ねじり回数が奇数の場合,縦材は同じ縦ラインを通る。偶数の場合は,斜め⽅向に針⾦が移動していく。)6.横⽅向の奇数段と偶数段のねじり⽅向を変えることによりメッシュ全体の捩じれを防ぐことができる。7横⽅向の⼨法は斜め部分5㎝3回ねじり部分5市販ロルと⼩ロル⽊製フレム(1200㎜X2400mm)横100㎜ピッチのガイドを使⽤メッシュ編み込みを開始7.横⽅向の⼨法は,斜め部分5㎝,3回ねじり部分5㎝,斜め部分5㎝とし,⻲甲部分の縦⻑さを15cmとなる。8.⽊フレームの下段まで編み込んだら,端部を本体にねじり⽌め,フレームから脱型する。蛇篭状⻲甲メッシュ(1100㎜x2400㎜)⼀枚の制径100㎜の⼩ロール制作作時間は,編み込み時間約4時間,また⼩ロール制作30分ほどである。また今回の振動台実験⽤試験体(3200mm x 3200mm x 2200mm)には,計23枚を⽤意し,針⾦(2㎜)の総使⽤量は,⻑さ約1920m,重量96kg。作業⽇数20⽇間を要した。ネパールでの亜鉛めっき針⾦の値段は,NRP200/kgであるため,今回の⼀棟分の材料代は,約NRP20,000である。⻲甲メッシュ3回ねじり施⼯図3-2メッシュ編み込み施⼯⾵景横100㎜、縦150㎜編み込みの端部メッシュ編み込み全景

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