2019実践研究報告集NO.1821
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3.3新規開発したモクチンレシピすべてのモクチンレシピは,実際の現場で試作・適⽤し,現実の課題やコストのハードルを点検・解決したうえで,正式にレシピとして採⽤している。そのため,レシピのアイディアとして⽣み出されたが,研究期間中に実現できなかったものもいくつかある(図3-1)。ここでは実際に実現したレシピを中⼼に紹介するここでは,実際に実現したレシピを中⼼に紹介する。モクチン企画としては,今後も現場ごとに実験を繰り返し,正式にレシピとして公開できるように取り扱っていく予定である。補強なし補強あり振動台実験イメージ試験体平面図3.1蛇篭状⻲甲メッシュの作成(図3̶2)配置図図3-1振動台実験試験体概要図ネパールで住⺠⾃ら作成することを想定し,蛇籠メッシュ/⻲甲メッシュの編み込み作成⽅法について検討を⾏った。今回の試験体は,セメントレンガ(⻑さ210㎜x幅100㎜x⾼さ60㎜)を使⽤し,壁厚は210㎜である。壁の⾃重と針⾦の引張強度の検討により2㎜径の亜鉛めっき針⾦を使⽤した。蛇篭状メッシュは⻲甲3回ねじりのメッシュとし補強あり試験体立面図蛇篭状メッシュは,⻲甲3回ねじりのメッシュとし,⽬の⼤きさは,組積体のセメントレンガ単体の崩落を防ぐため,縦150㎜,横100㎜としている。蛇篭状メッシュ作成⾏程を以下に⽰す。

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