2019実践研究報告集NO.1821
2/12

実践研究報告No.1821 蛇籠を⽤いた耐震補強技術の開発研究蛇籠を⽤いた耐震補強技術の開発研究―ノンエンジニアド住宅の耐震性向上(⼈的被害低減)⽅策―2015年のネパール地震では住宅の被害が甚⼤であった。被害の⼤半は⼭間部の⽯積み組積造住宅であり全体の8割を超えた。震災から4年が経過し,現地では耐震⼯法の復興住宅の再建事業が進んでいるものの課題も浮き彫りになてきた⼭間部ではアクセスも悪くセものつくり⼤学教授/今井弘設楽知弘、Teddy Boen、HariRam Parajuliものの課題も浮き彫りになってきた。⼭間部ではアクセスも悪くセメントなどの建設資材の搬⼊が困難な地域が多く,耐震性不適合の新築住宅や既存住宅が多く⾒られる。これらの住宅に対して耐震補強⼯法の技術開発が喫緊の課題である。本研究では,現地で⼊⼿可能な材料によるローコストな耐震補強⼯法として蛇籠を⽤いたジャケッティング⼯法の開発研究,また構造解析⼿法の検討を⾏い,今後の普及に向けて耐震補強技術の構築を⾏った。を⾏った。図3-6振動台実験実験結果

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る