2019実践研究報告集NO.1820
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プレゼン終了後,研究協⼒者の⼀⼈である千葉⼤学の⻄⽥直海先⽣から講評してもらった。その際,次のような会話が展開された(写真2-9)。Q4実施後の感想・どのような想いで仕事をしていて,これからどのようにしていきたいかに一人一人の人生のドラマがあり,今後自分が仕事を決める上でとても大切なことを教わった。・インタビューをしていて大変なことも色々と聞いたけれど、商店街の人たちは互いに支え合っていて,生活する上でもいいところだなと感じた。・店主の方の仕事に対する情熱ややりがいなどを聞くことで,自分進路参考になたと感じる図2-9 ⻄⽥先⽣からの講評の進路の参考になったと感じている。・お店の方,商店街の方同士の仲の良さや親切に対応して下さる商店街の雰囲気を感じることができました。この雰囲気に勝るものはないのでは?と思うほど何か魅力的なものを感じました。・とても貴重な体験ができてよかった。地元に商店街がないので,商店街というも自体が新鮮だった。次は商店街の近くに住んでみたい。・今まで商店街にあまり親しみがなかったが,今回のプロジェクトで大型商業施設よりも楽しく,ぶらぶら歩きながら見ることができるとを知り地元にも商店街があるか調みたどす先⽣:みなさんのプレゼンとポスターを⾒て,私は街に出てみようと思って商店街を歩きました。初めに⽴ち寄った場所はどこかわかりますか?⽣徒:喫茶店ですか?先⽣:不動産屋さんです。なぜかわかりますか?⽣徒:わかりません。。。先⽣:私,みなさんのポスターを⾒て,梅屋敷に住んでみたくなりましたみなさんは初めて梅屋敷を3.2 来場者のアンケートによる調査ポスター展期間中はお盆休みもあったため来場者は100名程度であったが,アンケートに24名が協⼒してくれた。その中から抜粋した意⾒を表3-2に⽰す。ることを知り,地元にも商店街があるか調べてみたほどです。んでみたくなりました。みなさんは初めて梅屋敷を訪れた⼈に住んでみたいと思わせる物を作ったんですよ。というものであった。この⾔葉には⽣徒たちも感動していたようであった。表3-2来場者のアンケートのまとめ40代・男性つい数ヶ月前に梅屋敷に引越してきたばかりです。はじめはポスターに店名と名前だけだったので何のお店かなと思いましたが,お仕事を写真から読み取ることができました。食べログといったネットの情報よりずっといいですね。30代男性街を大切にしてもらているようで嬉しい3.実践の結果3.1 ⽣徒の実践前後の変容⽣徒には本研究の実施前後で商店街に対してどのようなイメージがあり,そのイメージがどのように変化したかをアンケート調査した。その結果を表3-1に⽰す。表3-1アンケートの結果のまとめ30代・男性街を大切にしてもらっているようで嬉しい。20代・男性商品や料理はさておき,お店の働いている人の方にはあまり意識が向かなかった。働いている人の思いが知れて良い展示だった。10代・女性梅屋敷の人々は一人一人が自分の仕事に誇りを持っていることを知り,商店街に足を運んでみたいと感じました。20代・男性意外と住んでいる街って知らないんだなとQ1 商店街に対するイメージ実施前実施後・少し高め(値段)・シャッターが閉まっている・静かな感じ・元気があるところないところの差が激しい・お年寄りが多い・商店街で働く人とお客さんのコミュニケーションで作られる街・一体感がある・協力,大家族,地元・温かい,人の活気がある・ゆっくり買い物ができる思いました。すごく良いと思いました。ゆっくり買い物ができるQ2大型商業施設に対するイメージ実施前実施後・新しい場所・多様性・必要なものが揃う・人が多い,キレイ・幅広い層の人がいる・商品がすぐに見つかる・商品目的・欲しいものを買うところ・働いている人の義務感・便利さ重視Q3将来商店街で働いてみたいと思うかQ3将来、商店街で働いてみたいと思うか施前施後

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