2018実践研究報告集NO.1723
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■まちかどマルシェ3回目■まちかどマルシェ4回目■まちかどマルシェ5回目さわやかな薫風のもとでの開催を想い5月に開催した。新学期準備などで疲れたママのための「癒しマルシェ」とした。しかし例年より5度も気温の高い日差しの強い日となり,人がほとんど来なかった。天気に左右される屋外開催の難しさを実感した。しかし人が少ないからこそ,参加者同士でゆっくり話ができた(写真3-5)。公園という,ルールに縛られないゆるやかな場づくりの意義を実感することができた。前回のマルシェは若いママたちが溢れ,中を覗いても入ってこなかったシニアの方たちの参加があった。特に公園から徒歩3分の老人福祉センターの常連の方たちから,マルシェを開催するなら事前に老人福祉センターにもチラシを置きに来てほしいと依頼された(センターは公共施設のため,チラシは置いてもらえないことが後日判明)。同様に,周囲の保育園から絵本等を自由に読むことのできる機会があるなら,事前に開催日程を知らせてほしいとの依頼も受けた。また,幼児連れの母親が移動式の小型ライブラリーの前で,自主的に他の子供たちに向けて,自然発生的に大型絵本の読み聞かせを始めていたのも印象的だった(写真3-6)。この他にも,まちかどライブラリーをじっと眺めておられた高齢の女性が,いったん自宅に戻られた後,「孫に買ったけれどなかなか届けられないうちに日がたってしまった。私の一押し絵本なのでライブラリーに置いてもらえないか」とその本を持参されるということも起こった。本という媒体の人を繋ぐ力,また多様な参加の仕方を促す力を実感した。写真3-2はぐるま農園写真3-3孫へのプレゼント写真3-4まちかどライブラリー表3-5 街角マルシェ5回目の要点写真3-6自然発生的な絵本の読み聞かせ開催日開催場所開催時間来場者数出展団体出展内容売上60名程度(アンケート回答数21から推計)8団体延べ21名手作り作品の販売、手作り品制作ワークショップ、カラーセラピー、リラクゼーションコーナー、写真撮影会、似顔絵描き、シャボン玉コーナー、まちかどライブラリー、まち案内コーナー、介護相続井戸端会議、じもたんキッズ制作冊子販売、ねこ足出汁こんぶ販売37,180円(この中からまちかど基金に一部寄付)野菜販売なし10時~16時2018年5月16日(水) 例年になく暑く日差しが強い宮崎台おちば公園

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