2018実践研究報告集NO.1723
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「miyamaeぷらっと」のオリジナルメンバーは「宮前まち倶楽部」が呼び掛けた。その後マルシェごとに参加団体は変化し,新たな団体の参加依頼や紹介によって,新メンバーが加わり総数は増加した。(表3-2,図3-1)。3.3 まちかどマルシェの当日の内容以下に要点と成果をまとめる(表3-3~3-10)。■まちかどマルシェ1回目図3-1コミュニティプラットフォームのイメージ図①公園入口にバルーンアート②手作り作品販売③ハロウィン撮影会+ゲーム④砂場でのんびり⑤まちのとっておき情報伝えます⑥小学生新聞紹介⑦絵本の読み聞かせ⑧公園の巨大なシンボルツリー⑨午後は小学生もたくさん⑩午前は近隣の保育園児が■まちかどマルシェ2回目気候も良く,公園での初開催であったが,区内の活動団体,行政職員も見学に訪れ,公園の賑わいに驚いていた。また,地元ニュース誌「タウンニュース」やFM神奈川(実況中継)が関心をもってくれた。手作り作品の販売や制作ワークショップでは,乳幼児連れママが,店舗では公園だと安心で嬉しいと,買い手と談笑する様が見られた。また,注文や,自宅で開講している教室やワークショップへの参加にも結びついた。絵本の読み聞かせも人気で,交代で何冊も読み聞かせをした。総じて穏やかな時間の流れの中で,誰もが安心してゆったりと時間を過ごしていた。開催後の反省会では,売り上げは駅前のほうが多いものの,満足度という面では,公園のほうがはるかに高いという意見が多く出た。また他地域のマルシェに参加している出店者は,地元で開催する楽しさ(自分の子供が友達を連れてくる,友達のお母さんがくる,いろんな情報交換ができるなど)が満足度の高さにつながっていると話した。自分自身が地元の楽しさを感じていなかったという出店者もいた。課題は町内会との関係である。公園は町内会が花壇や樹木の剪定,清掃をしている。その場を活用するには町内会に理解を求めることが必要だ。また町内会の掲示板へのチラシ掲示の許可も得たかった。活動にある程度の理解は得られたものの,物品販売という営利活動を伴うものは,町内会の趣旨と合致せず,チラシ掲示はできないと断られた。今後町内会活動への参加等を通じて,粘り強く良い関係を築いていくことが課題となった。表3-3まちかどマルシェ1回目の要点表3-4まちかどマルシェ2回目の要点(図3-2)図3-2マルシェ開催時のおちば公園の中の様子及び配置図開催日開催場所開催時間出展団体内容売上当日の様子2017年9月15日 快晴鷺沼駅前広場店舗前デッキ10時~16時10団体延べ15名地場野菜販売、手作り作品販売、手作り品制作ワークショップ、ねこ足昆布だし販売、エンディングノートの書き方ワークショップ、89,174円(この中からまちかど基金に一部寄付)野菜売上:24,419円(全額まちかど基金に)鷺沼駅前の改札そばという立地は、多くの人が目的地に向かって急ぎ足で通り過ぎていく。なかなか足を止めてくれない。地場野菜:シーズンのみやまえ梨をはじめ、多種揃ったこともあり、10時の開始後から、あっという間に売り切れた。みやまえ梨というブランド品も、宮前区に農家があることにも、驚く人が多い。マルシェの出現に「どういうグループ?」「どこの業者さん?」などと何度も質問され、その度に趣旨を説明した。手作り品を出店したシニアグループとこがも会とのコラボレーション:こがも会発行のエンディングノートに布カバーをつけて販売するという企画。ダブルケア:子育て中の若いママの中にも、ダブルケアで苦労している人がおり、こがも会の話がどこで聞けるのかわからなかったと。若いママたちの手作り小物はあまり売れず、がっかりした様子だった。開催日開催場所開催時間来場者数出展団体出展内容売上75,096円(この中からまちかど基金に一部寄付)野菜販売なし手作り作品の販売、手作り品制作ワークショップ、カラーセラピー、写真撮影会、ゲーム、まちかどライブラリー、まち案内コーナー、介護相続井戸端会議、じもたんキッズ+コネクトの制作冊子販売、ねこ足出汁こんぶ販売2017年10月15日(水) 秋晴れ宮崎台おちば公園10時~16時親子150名ほど(アンケート回答数72から推計)7団体延べ20名

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