2018実践研究報告集NO.1723
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<研究主査>・辻麻里子宮前まち倶楽部代表・工学修士<研究委員>・渡邉秀樹有限会社リノベイトダブリュ代表取締役・工学修士・藤牧功太郎新宿区役所・工学修士<研究協力者>・齋藤陽子宮前まち倶楽部・入田基之宮前まち倶楽部・青柳和美宮前まち倶楽部(写真提供)*当実践研究報告普及版は『住総研研究論文集・実践研究報告集』No.45の抜粋版です。参考文献は報告集本書をご覧ください。人々の輪のなかに一人で入っていく勇気がないなどの課題が浮かび上がった。住民へのより効果的なアプローチの方法や情報発信に変えることで、担い手不足という課題を解決する糸口も見えてきそうである。そうした意味でも, 住民が身近な公園で市民活動に気軽に出会える, マルシェのような場があることの意義は大きい。6. 結び:今後の課題本実践活動を通じて, 公園が住民の新たな関係性を構築し, 課題を解決していくハブとなっていく可能性を有していることが十分に認められた。またコミュニティプラットフォームという基盤の意義も確認された。まちづくりに参加しようという市民による, 地域貢献活動の重なりが, 社会的包摂的の高いコミュニティを作っていく。今回はまちかどマルシェを開催することに注力し, 十分なインタビューやアンケート調査を実施できなかった。今後の課題である。類似の全国や海外の事例との比較研究も行い, 住民主体のコミュニティプラットフォームの在り方に関する方法論の確立を目指して, 今後も活動と研究を続けていきたい。<謝辞>本実践においてはmiyamaeぷらっと及び宮前まち倶楽部のメンバーには多大なご協力をいただきました。ここに記してお礼申し上げます。

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