2017実践研究報告集NO.1619
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7.まとめ本実践活動では、東⽇本⼤震災による避難誘導と景観を考慮した屋外光環境を実験的に構築した。調査をもとに、地形や避難路認識に寄与する景観要素に照明を取り付ける活動を⾏った。その結果、避難路や⾼台⽅向の認識は向上し、気仙沼らしい景観の形成も実現できた。街を復興させるには時間がかるが、その途中の段階でも夜の⾵景は仮設的に構築することができる。光は、地域の安⼼・安全を確保するだけでなく、地形、歴史、そして住⺠の活動を可視化する。街が新たに⼤きく変わっていくときに、何を残していくべきか、どのような⾵景をつくっていくべ実考きかということを、光の実践活動を通して考えていくことは重要なことであろう。<研究主査><研究主査>・⼩林茂雄東京都市⼤学<研究委員>・⾓舘政英ぼんぼり光環境計画株式会社・東京都市⼤学<研究協⼒者>・東京都市⼤学⼯学部建築学科⼩林研究室村⼭晃規⾚根亮介上村⽂也川野辺怜奈⾼橋雄哉⻑井梨乃⻲⼭怜⼩林華⼦⼩林華⼦⾼橋沙季吉⽥有⾥・ぼんぼり光環境計画株式会社⽵内俊雄荒⽊美保・早稲⽥⼤学都市・地域研究所阿部俊彦・スタジオまめちょうだい吉川晃司・内湾地区復興まちづくり協議会島⽥英樹*当実践研究報告集普及版は『住総研研究論⽂集・実践研究報告集』No.44の抜粋版です。住総研 実践研究報告集 No.44, 2017年版 普及版 39

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